葬儀は全国各地で毎日のように行われており、「密葬」「家族葬」「一般葬」「社葬」など、様々な形があります。その中でも、風習や価値観の違いから地域によって葬儀の流れなどが異なるのはご存知でしょうか？埋葬方法だけを見ても、地域によって火葬が多いエリアと土葬が多いエリアにわけることができます。特に、土地が広い北海道は同じ道内でも地域ごとに独特の風習があります。札幌市南区や北区など、地域によって葬式事情も異なるため、違うエリアの葬式に参列する際は風習について調べておくのがおすすめです。

お葬式の風習は地域によって異なる？

お葬式の流れや香典の金額、用意するお料理などは、地域によって異なります。こちらでは、地域によって違う葬儀の風習をご紹介いたします。

通夜の料理

関東を始めとする東日本では、「通夜ぶるまい」という食事を親族と参列者に出します。
参列者の人数に応じて大皿料理を出して、参列者は料理や飲み物を少しずついただきながら過ごすのです。しかし、北海道、西日本では、このような風習はありません。食事は身内だけでいただき、参列者は焼香を済ませたら葬儀場を後にします。

お骨

東日本では全部の遺骨を拾い、大きめの骨壺に入れます。しかし、西日本の場合は足や腰、のど仏、頭など主要な遺骨のみを広い、小さめの骨壺に入れるという風習になっています。

香典の金額

通夜がある東日本の方が、香典の金額が高くなる傾向にあります。知人や友人、同僚など、親族以外への香典額は地域による違いはほとんどありません。しかし、これが祖父母や兄弟だと数万円、両親だと2倍近く金額が違います。

県ごとの風習の違い

沖縄では、一般的な棺桶よりも短く深いものを使い、故人の膝を立てて納棺するというのが風習です。また、福井県の一部では、出棺時は米を撒き、往生して亡くなったときは赤飯を出すという風習があります。新潟県の一部では、法要からは赤いロウソクを灯します。東北地方では葬儀の前に火葬を行う、前火葬が一般的です。

札幌市南区を中心とした北海道の葬式事情

こちらでは、札幌市南区を中心とした北海道の葬式事情について詳しくご紹介いたします。

葬式で集合写真

北海道や他の一部地域では、葬儀の際に親族が祭壇の前に集まり、写真撮影を行います。北海道は広い土地なので、遠方から訪れる人は会う機会が少ないため、親族が集まるときに写真に納めるのが一般的です。そのため、葬儀場では当日カメラマンを手配することになります。

告別式の日に四十九日法要

参列者は遠くから時間をかけて葬儀場に来るため、告別式の日に火葬を終えて、その後還骨法要、さらに四十九日法要を行うことが多いです。形式として四十九日法要を行い、その後遺族が集まり、再度正式な四十九日法要を行います。

香典返し

北海道の香典返しは、即日返しが一般的です。葬式当日に香典返しを渡すため、いただいた香典の額に満たない香典返しとなります。葬儀には費用がかかるので、返しは最低限にしようという習わしがあるのです。

香典の領収書

受付では、香典を受け取るとその場で開封して、金額を確かめます。そうすることで、領収書が必要な方にすぐに発行できるのです。香典袋に名前と住所を書いておくため、受付での記帳はありません。

札幌市南区の葬式事情について詳しく知りたい方は、メモリアホールへご相談ください。お近くのメモリアホールは、こちらからご確認いただけます。

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葬式の風習は地域によって違いがあり、独特の風習をもっている地域も多いです。最近は昔の風習が薄れてきた地域もありますが、北海道の葬儀の風習は独特で今も続いています。訪れたことがない地域での家族葬や葬式に参列するという方は、ぜひ参考にしてください。

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